助けて!海外の病院で使う英語 その2 腹痛の場合

助けて!海外の病院で使う英語 その2 腹痛の場合

おなかが痛い、というのはほとんど人が経験済みだと思う。

前回の助けて!海外の病院で使う英語 その1では例えは頭痛だったので、今回は病院に行ったときに、どう説明したら良いのかとか、何を聞かれるのかとか、よくある病気、症状を中心に紹介しよう。

病院に行って説明する

まず、おなかというのは、stomach(胃), tummy(ちょっと子供っぽい表現), abdomen(医学用語で腹部)とか言う。

痛いは、sore, pain, hurt, ache などだ。

I have stomachacheとか、I have tummy painと伝えよう。ただし、Where?と聞かれたら、指をさすのが一番。細かい文法は気にせず、Painと言って指をさせば、分かってくれる。

医療者側がする質問

こちらが、痛いことを言っても、次に医療者側から、どんどん質問がくる。

良くあるのは、

Where is it? (痛みはどこですか?)Any vomiting or diarrhea? (吐いたり、下痢したりしてますか?)Have you taken any pain relief? (痛み止めは飲みましたか?)When did it start? (痛みはいつはじまりましたか?)

Does the pain move anywhere? (その痛みは動きますか?)Does the pain become worse after eating?(痛みは食べた後、ひどくなったりしますか?)

Are you allergic to anything you know of?(何かアレルギーはありますか?)

などだろう。

あと、どのくらい痛みがひどいかというので、よくスケールで聞かれる。How would you score your pain out of 10? 0 is no pain and 10 is the worst pain that you can imagine. (10点中、今の痛みはどのくらいですか?0が痛みのない時で、10が想像できる最大の痛みです。)という具合だ。

なぜかというと、医療者はとりあえず痛み止めをやわらげたいので、どれだけ痛み止めが効くか、後に評価するためだ。

痛みがあるうちに見てもらわないと、きちんと診断してもらえないと思う人もいるようだが、それは間違いだ。いつ、どんな痛みがあったか詳しく聞くことによって、診断は大体できるものなのだ。また、血液や尿の検査でもかなりいろいろ分かる。だから、痛いのを我慢する必要は一切ない。

さらに、最近では、手軽にエコー検査Ultrasound scanというのもできるから、痛かろうが痛くなかろうが、エコーでおなかの中を見れば答え原因は分かるだろう。という考えだ。

予断だが、私の知っているアメリカ人救急医は聴診器 (stethoscope) を持たない。彼はエコーが得意なのだ。一目瞭然だから、聴診器なんて要らないのさ。といつも言っている。彼の診療途中に停電にならないことを祈る。(本当は病院の停電バックアップシステムは万全なので、心配はいらないが)

良くある腹部の病気英語

Appendicitis 盲腸炎

Cholecystitis/Gull stone 胆のう炎/胆石

Bowel obstruction 腸閉塞

Constipation 便秘

UTI (urinary tract infection)/cystitis 尿路感染/膀胱炎

Pregnant 妊娠

腹痛で病院に行ったときに聞くかもしれない言葉

Anesthetics は麻酔。Generalは全身麻酔、Localは局所麻酔、Epiduralは硬膜外麻酔のこと。

Morphine はモルヒネ。日本と違い、海外では痛み止めとして、特に緊急の場合はガンガンに使います。

Anti-nausea/anti-emetic は吐き気止め。モルヒネをはじめ、痛み止めで吐き気が出たりするので、大抵、痛み止めと一緒につかう。あと、救急車の後ろは何気に揺れるのだ。救急車で病院に来る途中で車酔いし、吐き気止め投与される、何てこともよくある。そして、付き添いで乗車する医療者(私?)もゲロゲロになり、患者に心配される、なんて時もあるのだ。

IV line /IV fluid。 IV は”アイビー”と発音するが、これは Intravenousの略で、静脈内という意味。つまり、点滴を入れるチューブが IV line のことで、IV fluid は点滴液のこと。

Fast は絶食と言う意味。検査や手術前は何も口にしてはいけないこともある。大概は、段階を経て、例えば、朝の6時まで fluid only (液体だけ飲んでもいい)で、その後は fasting もしくはNBM (nil by mouth) (どちらも完全絶食と言う意味)になる具合だ。ここでのnilというのは、何も無い、と言う意味。書類を書くときに、アレルギーの欄に何も無いと記入したければ、nilだけ書いたりもできる。Nothingって書くより短いし、なんか英語知ってるぜ、感がでる。ような気がする。

通訳サービスがないか聞いてみよう

最近は通訳サービスが、受けられる病院が増えている。簡単なのは、電話で通訳してくれるというのもある。Do you have an interpreter service? (通訳のサービスはありますか?)と聞いても損はない。

日本とは医療システムが異なるし、病気になれば不安なこともあると思う。しかし、医療者が患者を助けたい、と思っているのは、どこでも同じである。うまくいえなくても、我慢せず、自分が苦痛に思っていることを訴えれば、何とか行くものだ。

とはいえ、やはり病気にならないのが一番だ。医療者としては、日々の健康に留意をお勧めする。