必読!覚えておきたい英語の表現 ~ 牛は家に帰ってくるのか?

必読!覚えておきたい英語の表現 ~ 牛は家に帰ってくるのか?

英語にだんだん耳が慣れてくると、ほとんどの言葉が聞き取れるようになる。

しかし、すべての単語を知っていたとしても、それが文章になったときに意味がさっぱり分からない。ということはある。私にはとてもよくある。

蜂のひざ

例えば

一緒にシーツ交換をしていた看護師のおばちゃんが、”最近のベッドは、リモコンで動いてすごいねー。私たちが若い頃に、足でペダルを踏むとベッドが上がるやつが出てきてきたんだよ。” と言う話をはじめた。美容院などで見かけるペダルで上がり下がりする椅子。あれのベッドバージョンだ。

おばちゃん:We thought it was the bee’s knees.

私:??

蜂のひざ?蜂のひざは、良いのか悪いのか。壊れやすいのか、細いのか。太くは無いと思う。しかし大体、蜂の足に膝関節なんてものがあるのか!?

私の頭の中で、この表現を理解すべく、いろいろなアイデアがぐるぐるぐるぐる、まるで、ちびくろサンボに出てくるトラのようにまわりはじめた。

私:Bee’s knees? Is it good or bad?

やはり、分からないことは聞くべし。

聞いてみるとどうやら、良い、かっこいいという意味らしい。語源を調べてみると、蜂の足は花から花へ飛び回る際に花の蜜がつく為、”sweet and good” と言うことらしい。私の常識の中には、蜂の膝がかっこいい、なんてなかったので、加えておくことにした。

牛とロマンス

さて、ナースの同僚と、生まれてきた赤ん坊に奇形や病気があった場合、母親がどう思うのか、なんて少し重たい会話をしていた時のことだ。母親達は、妊婦のときにやったあれが悪かったとか、これを食べたが原因だった、と考えるかもしれない。しかし、そんな話はしても過去はかえられないし、意味がない。大体、原因をひとつに断定できないことがほとんどだ。You have to carry on until the cows come home.

と言った。

Carry onは続けると言う意味。でも、Until the cows come home がいまいち分からなかったので、

私:Do the cows come home?

同僚ナース:No

牛は帰ってこないのだ!私は日本の都会で育って、牛を飼ったこともないのだから牛の習性なんてまったく分からない。牛はどうやら犬や猫のようにご飯の時間だから、とか夜だから、といってうちに帰ってきたりはしない。

つまり、Until the cows come homeとは、かなり長い間/永遠に、という感じの意味合いになるらしい。牛は自分たちのペースで時間をかけて行動するからだろうと言われている。この表現が英語に初めて出てきた16世紀頃は、牛は単数でtill the Cow come home だったらしいが、いつから、なぜ複数形になったのかは不明。

では、なぜ、この表現を覚えておくべきなのか。

Duck Soup (我輩はかもである)という映画の台詞でこんなものがある。

“I could dance with you till the cows come home.”(僕は君となら永遠に踊っていられるよ。)

牛がでてくる表現とはいえ、この表現はロマンチックな会話にも出てくる。もし、異性の誰かにこんなことを言われたら…きゃー、牛は帰ってくるのでしょうか?なんて、とぼけた質問をしたら、雰囲気ぶち壊れ。まあ、相手にもよるんだろうけど。

そういう理由で、若くても、じじばばでも、いざと言うときのために、この表現を覚えておくのが良いと思う。

そういう機会があると、いいですねー。