外国人と付き合うと英語が話せるようになるのか?~性別に境界が無い世界

外国人と付き合うと英語が話せるようになるのか?~性別に境界が無い世界

外国語をマスターするには、その国の恋人を作るのが手っ取り早い。と言うのはよく聞く話だ。実際は、例えば日本人がアメリカ人やイギリス人と付き合えば、英会話を実践で使う機会は増えるが、勉強しない人は、やはりいつまでたっても上達しない。特に、その外国人の方が日本語を話せたりすると、海外に住んでいるにもかかわらず、めちゃくちゃな英語の日本人のまま、と言うのも何人か見うける。

それはさておき、いつの時代も惚れた晴れた話は盛り上がる。ので、少し掘り下げてみた。

付き合ってる?付き合っていない?

付き合うとか付き合わないとか、かれかの事情について、ティーンネイジャーに聞いた。というか、私が会話についけてなかったので、質問したのだ。外国のティーンネイジャーは意外と大人にフレンドリーだ。

They had a thing. と言うのは、いちゃいちゃするけど、本当は付き合っていない。要するに告白前の状況らしい。付き合っていないのに、いちゃいちゃして良いのか?!しかしここは、文化の違いとして目をつぶろう。

They had a romantic connection. は両思い。上記より、かれかのに近い。でも、付き合ってるんじゃない、らしい。

じゃあ、実際に付き合うことになったら、They are dating. They are a couple. They are together. They are boyfriend and girlfriend. などの表現がある。ただし、boyfriend とgirlfriend は、男女のカップルにしか使えないから、よく使うのは They are together. と言うことだ。最近はカップルと言っても男と女とは限らないことが多い。

日本語では、付き合う、付き合わないで白黒ついているものだと思っていたが、いろんな段階があるようだ。日本人はスキンシップが少ないからか?さらに、男女のカップルだけではなく、男と男、女と女のカップルがある。その上、transgender も出てくる。これは、生まれたときからの性別を変えた人のことを言う。しかし、名前や服装だけ変えたのか、ホルモン剤を使っているのか、外科的手術までしたのか、どこまでが男でどこまでが女なのかが、はっきりしないgray zone が出てくる。

もっと、ややこしくしてみよう。もともと男で女になったけど、男が好きな人と女が好きな人がいる。バイというのもありだそう。それって、ストレートなのかゲイなのかも判断できない。もう、性別を区別する必要なんて無いのかも知れない。

They are in love. なら、なんでもありな世界なのだ。

少し世界を性別のあるところまで戻してみる。結婚をしている男女のカップルは、married で、お互いhusband とwife と呼び合う。海外では、結婚はしていなくても、一緒に住んで子供までいるカップルが多い。そういうのをde facto relationship と言い、お互いのことを partner と呼ぶ。法的には結婚している夫婦と全く違わない扱いの国もあれば、結婚している指定内で大きな違いの歩くにもある。つまりThis is my partner. と紹介するときに使うのは、結婚していないカップル、ゲイ、もしくは良く分からないけど in love の関係の人たちだ。

医療の世界ではどう対応する?

最近では、同性のカップルの結婚できる国や州が増えてきている。上記のように性別もいろいろある。倫理的には本人がなりたい性別でいいのだが、医療者としては、身体的にどこまで男なのかどこまで女なのか知っておく必要がある。こういう患者が相手だと、間違ったことを言わないように、書かないように、非常に気を使う。

英語ではご存知のように名前の前にタイトル、つまりMr. とかMrs. とか付ける。さらに主語に性別があって、he か、she を使い分けなくてはならない。名前が女性になっていても、体が男だったら、医学的な記録を残す場合、やはりhe にするべきだろう。しかし、患者の希望がshe だったらどうするのか?どうしても決められなかったら、it か?と、思いきや、人を指すのに”それ”はいくらなんでも失礼なので、themにするのがいいのじゃないか。などの議論が繰り広げられている。ところが、themでも個人を指すから単数。ただ、英語的には複数形なので、三人称単数のsは付けない。とか。

そんな患者を何人か診た後は、普通に男とか普通に女、と言う患者が、素晴らしくシンプルでありがたいと思う医療者は私だけではないはずだ。そして、良いのか悪いのかは分からないが、自分がものすごく普通の人に思える。

話を最初に戻そう。性別がどうあれ、愛があれば語学の壁は乗り越えられると思っている方。勉強しないと、英語は話せるようにはならない。