メールでの誤り方。誤るのは正解なのか?

メールでの誤り方。誤るのは正解なのか?

昔、”外国人に謝ったら弁償させられるから、絶対に謝るな”と教えられた覚えがある。そんなわけは無い。外国人であろうと日本人であろうと、悪い事をしたら謝るのが当たり前だ。今思えば、何て勝手な言い分だ、と言いたいところだ。

メールで謝る

さて、忙しい時にメールの山、山、山。ちゃっちゃと片付けようと思って、うっかり何か見逃したりするなんて事は、誰もが経験していると思う。

内容にもよるが、失敗をしたときには、さらっと誤りたい。I’m terribly sorry とかいうと、大変大変申し訳ありませんでした!と、重たい。本当に大変なことをしてしまえば、ガッツリ誤るべきなんだろうけど、たいしたこと無いときは、軽く誤ったほうがいい。あまり真剣に誤ると、失敗が実際にしてしまったことよりも大事のように相手も感じ取ってしまう可能性もある。

で、上記の例えで、”メールを見逃しました。すいません。”という感じだと

Sorry for oversight.

となる。一行の返信メール。うーん、簡潔だ。ここでの oversight は、見落とし、とか見逃し、と言う意味になる。ただ、同じ単語でも、監視、監督と言う意味もある。まあ、上から全体的に見ているという意味の英語だから、こちらのほうが私としてはしっくりくる。ビジネスの世界だと、後者の意味で使われることが多いらしいが、これはその場その場で、意味の取り違えの無いように気をつけるなり、確認するほうがいいのだろう。付け足すと、監視、監督と言う意味では overseeing と言うのもありだ。

あと、私はメールの返信が遅れることが多いので、

Sorry for the delay in response.

と言うのは文頭に良く使う。 もう少しカジュアルにいこうと思えば、

Sorry for the late response.

これはティーンがよく使っているが、若者はいつも”待ってたのか”と思うような驚く速さで返信してくるので、どのくらい遅れるのが late response か中年の私にはよく分からない。やつらは2分返信しないだけで、”OK?”  “did you get my message?”  “?”  “????” と連発でメッセージを送ってくる。中年はそんなに暇ではないのだ。

返信が早いときは相手に対してお礼を言う。

Thank you for your prompt reply. (早急の返信ありがとうございます。)

さて、謝る場合のもう少しバリエーションを増やして

Sorry for taking such a long time getting back to you.

もありだ。謝罪のバリエーションがあるあたりでもうお分かりかと思うが、前記したとおり、私はメールの返信が遅い。

謝らなくてもオッケー?!

別の話題になるが、以前、ネットで一眼レフを購入したことがある。カメラが届いたときに、一緒に買ったはずのSDカードが入っていなかった。実は購入先はあまり聞いたことが無いところだったが、とにかく安かったので、選んでしまったのだ。カメラのパッケージがすべて中国語だったので、怪しく思い、とりあえず、文句のメールを送った。”カメラは届いたのに、一緒に注文したはずのSDカードが入っていなかった。料金は払ったのに!”

とか言うような内容だったと思う。数日後返信が来たが、”そうですか。届いてよかったです!”というめちゃくちゃポジティブな返信だった。要するに、SDカードは後から届くから。と言うことらしかったが、このメールには一言も、心配をおかけしてすみません、という謝罪文が無かった。めちゃくちゃ怒っていた私にすれば、なんか拍子抜けした気分だった。怒るに怒れない、といった感じだ。相手の怒りを静めると言う点では、これは巧妙なやり方だと寒心してしまったほどだ。

ビジネス業界ではこういう対応は当たり前なのかも知れないが、 医療者にとっては、実にeye opening (目が覚めた)なイベントだった。