イギリス人紳士がトイレに行くとき

イギリス人紳士がトイレに行くとき

どんな紳士や貴婦人でも必ずトイレは使う。そして、トイレ介助というのはナースにとっては不可欠のスキルである。

英語でトイレに行きたいから、手を貸してくれと頼まれる事は日常茶飯事である。普通に”Can I go to the toilet?” と言ってくれればいいけど、違う言い方をしてくる人もいる。表現力が豊かなのは素晴らしいことだが、こちらが理解できなければ困ってしまう。そこで、今回はトイレに行きたいという表現を紹介しよう。

普通の会話の中では

一般には下記のような表現で会話が成り立っている。

”I need to go to the toilet.” トイレに行きたい

”I need to pee” おしっこにいきたい。

”I need to poo” うんこがしたい。

”I need the bottle please.” 尿瓶を使わせてください。ここでのbottle は尿瓶の意味。

ちなみに医療者が患者に排泄の有無を聞くときは

”Have your bowels opened?” 排便しましたか? ”When did you last pass the water?” 最後に排尿したのはいつですか?など。

1番か2番

これもかなり一般的に使われているが、number one かnumber two である。One が小で two が大の事だ。

”Can I go number two? ” とか言う。”大”に行きたいと言いにくいときに使える。

イギリス人紳士のトイレ

先日、イギリス人の80代男性をお世話をした時の事だ。彼は、1,2時間おきにトイレに行く必要があったのだが、足が弱ってしまって、バランスをとるのが難しく、誰かの補助が必要だった。何度も同じ事を頼んでいるから申し訳ない、と何度も言われたが、そんなことを気にしていてはナースは務まらない。

その彼のお願いの仕方はこうだった。私を見るとにっこり笑って、

”Can I spend a penny?”

イギリスでは昔(1850年代)公衆トイレは有料であった。penny とはお金の単位だ。One penny でトイレの個室に入るのだ。と言うところからspend a penny はトイレに行くという意味になった。

こんな古い表現は使わないよ、と言う人でも意味はわかるらしい。弱っているお年寄りが助けを求めているときには、すぐに理解してあげたいものだ。