コロナウィルス予防対策について~私たちの敵は何か!

コロナウィルス予防対策について~私たちの敵は何か!

久しぶりのブログなんですが、少し海外ナースとしての見解をお届けします。ちなみに私が在住しているところは、ロックダウン中で、基本、家から出られません。仕事は、病院に行くのと、家から電話でコンサルティングするのとどちらもしています。ちなみに病院内で一番多く勤務している場所は救急外来です。

日本のニュースだけだと、海外で起こっていることが把握しにくい、と日本の友人、知人たちからから指摘されたので、少し海外からの視点、意見などもご紹介しようと思います。

敵を知る

ネットを検索するといろんな情報が出てきて、何が正しいのか分からない、という問題があります。例外なく、私もネットから情報を取ってきます。病院、同僚からの情報と以前勉強したリサーチスキルを使って調べたこと、まあ早い話がいろんなところからですね。何が100%正しいと言う事は無いので、情報の正確さは個人で判断していただくしかありませんのでご了承ください。基本的に、情報の出所が不確かなウェブサイト、ブログの情報とかは、信憑性が低いですね。(このページもですか?)

とりあえず、最初に押えるポイントとして。私たちの現在の敵コロナウィルスは、ウィルス(Virus )であって細菌(Bacteria )では無いということです。つまり海外では良く目にするAntibacterialとか書いてある商品には、コロナ対策にならないものもあるわけです。

そして、敵が何であるにも関わらず、健康を保つこと、自己免疫を上げることが生き残るためには最重要事項です。いいもの食べて、よく寝て、元気に毎日を過ごすことが大切です。

もう1つ重要なことがあります。とにかく清潔にしたいという気持ちはよくわかります。特に主婦/夫の方。でも、消毒剤と洗剤を絶対に混ぜないように気を付けてください。よくあるのが、塩素系漂白剤と洗剤を混ぜて、有毒ガス中毒で病院に運ばれてくるケースです。亡くなった人もいます。化学の専門家とかで無い限り、おうちでの化学実験はお勧めしません。

感染経路を考える

じゃあ、どうするのがいいか、と言うことですね。ちょっと感染経路を見てみましょう。コロナウィルスは、感染者の唾液、粘液や便から排泄されます。そして、他人の体の鼻や口などの粘膜を介して入っていきます。飛沫感染というものです。つまり、手にコロナがついても傷とかが無い限り感染はしません。ところが、そのコロナが着いた手で、自分の顔などを触ると、そこから感染するわけです。だから、手をこまめに洗うようにいわれるんですね。

感染者の唾液などに直接触れなくても、ウィルスがついた表面などを触ると、自分の手にウィルスがついてしまいます。コロナはどうやら金属面には最長9日ぐらいは残っているようです。ほかの素材の表面についても、数時間から数日は存在しているようなので、掃除はこまめにしたほうがよさそうですね。

よく聞かれますが空気感染ではありません。ただ、感染者と近い距離で接触すると、目に見えないくらいの少量でも唾液などが飛ばされたり、感染者の手にはおそらくついていると思われるウィルスが、触ったところについたりして感染します。だから、人との距離を2メートル開けるように言われれるんですね。

人口密度の高い日本では難しいと思いますが、不可能ではありません。世界中のスーパーの映像を見ると、スーパーに入る人は一列で2メートルおきに並んでいます。あれはスーパーの外の地面にテープでマーキングがしてあるんです。店の大きさによって入店できる人数制限をしていて、お店に入るときと出る時には、アルコールで手を消毒してもらっています。レジでも人が込み合わないように、2メートルおきにマーキングがしてありますし、現金を使わなくていいように、PaywaveやIpayなどで、どこも触らずに支払いができるようになっています。

大袈裟に思われるかもしれませんが、感染経路をかんがえると必要な処置です。閉店を余儀なくされている店が多い中、スーパーは堂々と開けていられるのです。その収益を使って、皆が安全に買い物ができるように配慮していただけると、うれしいですよね。

掃除と消毒

コロナウィルスのまわりには油膜があり、普通の石鹸で落ちるんですね。だから、石鹸をつけてしっかり泡立てて手を洗うのが、何よりも有効と言われているのは、納得いきますよね。最低でも20秒は洗ってください。ロックダウン中で、ウィルスが家に入ってくる可能性が低い状況におられる方は、普通の石鹸と洗剤でこまめに掃除をすれば十分と言うことですね。

でも、外に出て行くこともありますよね。スーパーとか。今、コロナ対策として有効な消毒は、60-70%のアルコール、塩素系漂白剤、過酸化水素(オキシドール)があげられています。他の洗剤や消毒液関係はウィルスの数は減らしてくれるみたいですが、前記の3薬品ほどの効果は無いようです。といっても、数が減らせれば感染の可能性も下がるわけですから、消毒とまではいかなくても、普通にお掃除することは大事だし、ある程度の効果はあると思います。

問題は場所によって手に入るものが限られているという事です。お近くの薬局で、漂白剤や過酸化水素を購入できるかたは準備されてて良いと思います。当たり前の事ですが、ご使用の際は、必ず使用の説明を読んでくださいね。ちなみに、過酸化水素水は英語ではHydrogen peroxide です。今は閉まってますが、スポーツジムのスプレーとか、よくこれ使ってます。

洗濯について

うちは、ロックダウン中にも関わらず、仕事の都合で私も主人も出入りしているので、入り口辺りはこまめに普通の洗剤で掃除しています。消毒はいまのところしてません。あと、仕事の後は、すぐにシャワーに入って服は洗濯するようにしています。子供達にもシャワーが終わるまで触りません。ちなみに、病院を出るときにも一回着替えています。洗濯は普通の洗剤とぬるま湯でしています。もっとコロナが流行ってきたら、熱湯と洗剤に一度つけてから洗濯機で洗おうと思っています。

もし、家族内でコロナが出たら、寝具、パジャマ、タオルなどは塩素系漂白剤につけて消毒するのもありだと思います。でも、すぐにボロボロになりそうですね。

パニックを避けよう~思いやりを持って人と接しよう

Pandemic (感染症の大流行)のPan はパニックのパン、と言われています。感染症も怖いですが、パニック状態に陥いる人間も怖いのです。できる限り敵(コロナ)を知り、準備をして、でも、周りの人たち、特にお年寄りや体の弱っている方には優しくしてあげてください。

次回は、マスク、手袋などについて書きます。