英語でこれができたら、めちゃくちゃカッコいい

英語でこれができたら、めちゃくちゃカッコいい

最近は医療仲間とも電話で会話することばかりなので、会話の運びとか、自分の英語の発音とかに少し敏感になっています。残念ながら?私の英語もいつまでたってもアクセントが消えないので、お互いに聞き間違ないように気を付ける必要があります。

また、最近パンデミックの影響でラジオ(トランシーバー)でコミュニケーションをとることもあるので、英語でどうやるのか少し紹介します。

NATO phonetic alphabet

さて、電話での会話をするときに、Hospital IDとか、Booking reference などアルファベットや数字のコンビネーションを聞くことや、聞かれることがあります。例えばABC123、と言おうとします。一桁の数字は聞き取りやすいのですが、AはEと間違えたり、BとVの区別がつかないことがあります。

一般人は”A for apple、B for Bob”など、思いついた言葉を使って説明します。それでも全くかまわないのですが、かっこよく聞こえるのは、断然これでしょう。国際的に使われている、NATO phonetic alphabetというものです。Phoneticというのは音標文字という意味です。

AAlfa
BBravo
CCharlie
DDelta
EEcho
FFoxtrot
GGolf
HHotel
IIndia
JJuliett
KKilo
LLima
NNovember
MMike
OOscar
PPapa
QQuebec
RRomeo
SSierra
TTango
UUniform
VVictor
WWhisky
XXray
YYankee
ZZulu

これを使うときは、”A for alfa””,とか言わないで”Alfa”だけで大丈夫です。先ほどのABC123が病院のID番号だとして、それを伝えるときは、”The hospital ID is Alfa, Bravo, Charlie, One, two, three”というと、このPhonetic を知っていますよ、というアピールができるし、間違えなく相手に伝えることができます。

英語使っている人は知っているんじゃない、と思われるかもしれません。確かに一般知識ではありますが、存在を知っているのと、スムーズに実用できるのとではかっこよさが違います。以前テレビの街角クイズみたいなので、10秒で9個回答出来たら、豪華賞品が当たるというやつの問題に出ていました。また、私が電話でナースの同僚と話をしているときに使うと、”すげー”と言われたことがあります。すらすらといえる人は案外多くないのかもしれません。

乗り物の予約番号や保険の顧客番号など、結構頻繁に使う機会はあります。練習して、使いこなしてみてください。かなりかっこいいと思いますよ。

ラジオでコミュニケーションする

トランシーバーで話をしているのも、私は個人的にかっこいいと思います。

私が初めてトランシーバーを使う練習をしたのは、ボランティア活動でアフリカに行こうと思ってトレーニングした時です。銃撃戦に巻き込まれた時の練習だったかな。結局事情が変わって行きませんでした。ホッ。

後は、映画の仕事の時ですかね。広いロケ地で会話をするのは、いつもトランシーバーでした。短期間でしたが、スタッフがトランシーバーで”Copy” とか言って走っていく姿は、なぜかかっこよく見えました。

さて、病院ではと言いますと、通常使われるのは救急車が救急外来に来るときに、重症患者とか、特別に準備が必要な場合に、ラジオで連絡してくる時です。ラジオが鳴るとレシーバーを取り、こちら(受信者)が誰か伝えます。例えば、うちの救急外来だと”Case one receiving”とか言います。Helloとか自分の名前とか、病院の名前とか、そういうのは省きます。で、救急隊が”Ambulance 123, can you hear me clear?”というと、”Loud and Clear“と答えます。で、そのあとは結構普通の会話なんですが、基本、自分がしゃべった後は、”Over“と言います。相手に自分の言いたいことは言ったのでそちらの返事待ちです。という意味です。

こういう会話で絶対に聞いておきたいことは、ETA (Estimated time of arrival)です。つまり、こちらに到着する時間ですね。医療現場でなくても結構よく聞く略語です。会話が終わって切るときは、”Over now” とか言って切る同僚もいますが、私はETAの確認も含めて、”See you in 15 “ (15分後がETAだった場合です)とか言いますね。慣れれば、自分の好きなように言っていいと思います。

トランシーバーは、緊急事態、例えば自然災害やテロなどで救急患者が流れるように運ばれてきた時に使えるよう、スタッフはトレーニングを受けます。トリアージスタッフと中のスタッフが連絡が取れるようにです。

今回のパンデミックでは、病院の入り口でスクリーニングしているナースや、コロナ患者の看護をしているナースが、誰かとコミュニケーションをとるときに使っています。PPE(Personal Protective Equipment)のガウンの下につけるんですが、スイッチは手探りなので何回も落としたし、ゴムのズボンに重たいものをひっかけるので、ズボンがずれまくり、という問題がありました。これはかっこよくなかったです。

まあ、それは置いておくとして、自分が話を始めるときは、話すスイッチを押して、相手の名前もしくは役割を二回言います。私の勤め先の救急外来はナースのCoordinatorが患者をどの部屋に入れるかとか、どのナースが看護にあたるか決めます。自分がトリアージにいる時に、どんどん患者が入ってきて、トリアージしてから中に送りこむ場合は

”Coordinator, coordinator, this is triage” と始めます。で、向こうが

”Yes, triage. I can hear you loud and clear.”と返してくると、

”I have a code 1, middle aged man with a gun shot wound in abdomen, over” とかいうわけですよ。ちなみにCode 1は直ちに治療が必要なケースです。”コード1、中年の男性、腹部を撃たれています。どうぞ。”という訳です。

こんなことは無いように願っていますが、最近の世の中はおかしなことがたくさんあるので、前線にいるスタッフはトレーニングをしているんです。一生使わないスキルかもしれませんが、とりあえず練習に励みます。そして、練習だけで済みますように!