なぜコロナがこんな大騒ぎになっているのか?

なぜコロナがこんな大騒ぎになっているのか?

冬になれば毎年のように、多かれ少なかれインフルエンザが流行ります。コロナもインフルじゃないの?と当初は思われていましたが、調べれば調べるほど、コロナの恐ろしさがわかってきます。

インフルエンザとコロナの違いは?

では、コロナ感染は通常のインフルエンザとどう違うのでしょうか?

 コロナ感染インフルエンザ
発症するまでの期間(潜伏期間)1~14日1~4日
症状の進行緩やか急速
呼吸困難よくある時々ある
予防接種(ワクチン)ないある

いろんなサイトで似たような表が載っているので、細かいところは省きます。これだけ見ても何がどう違うのか想像しにくいと思います。まず、潜伏期間(Incubation Period) が長いということは、感染してから症状が出てくるまで時間がかかるということです。感染者に接触した場合、2週間以上経たなければ感染の有無がわからないわけです。

症状の進行が遅いというのも、感染者を見つけるのが難しいことになります。例えばSARSは、感染するとすぐに発熱する傾向にありました。ですから、空港で熱を測定してましたよね。あれにも意味があったわけです。しかし、コロナの場合、潜伏期も長く、症状の進行が遅いので、本当に感染してるのかしてないのかテスト無しでは分かりにくく発見が遅れます。

コロナ感染の症状ががひどくなると、呼吸困難が起こり、入院を強いられます。インフルエンザでも肺炎を合併したりすることはありますが、入院が必要なケースはそれほど多くはありません。

そして、重要なのは、インフルエンザはワクチンがありますが、コロナにはありません。まだ、開発に1年以上かかると言われています。もちろん治療薬もありません。いろいろ治験がすすめられているようですが、まだ特効薬はありません。予防接種も治療薬もないのです。感染したら、自己免疫と、解熱剤、点滴、酸素投与などの基本的な治療のみで、あとは当人に乗り切ってもらうしかないのです。(ICUではもうちょっといろいろやってくれますが。。。)

では、何がどうやばいのか?

WHO(World Health Organisation)によると、コロナ感染者の15%がSevereで、5%はCriticalになるということです。Severe とCritical の違いもよくわからないですよね。5%はICU に入るってことかな、ぐらいでこれもあんまりピンと来ません。ニュースで世界中でコロナの死者11万人越え、とか見ても、それを実感できる人は少ないと思います。かくいう私もまったく実感がありませんでした。というわけで、調べてみました。

下記の表をご覧ください。地域でコロナが蔓延すると、最悪どのような状況になるかというのをシュミレーションしたものです。パンデミックに入ってから2カ月ほどなので、データーも不確かなところはありますが、主に中国、UK、ニュージーランドなどの偉い方々が割り出した数字をもとに、東京都の人口に近い1000万人あたり、どのような被害がでるかを想定してみました。あくまで私調べです。

忘れてはいけないのは、この短期間で、現実に起こっているパンデミックと闘いながらもデーターを取り続け、論文を書いたり出版をされた方々のことです。本当に尊敬します。彼らのおかげで私たちが生き残っているといっても、まったく過言ではありません。心より感謝します。

では、いきます。ビビらないでください。今、感染の輪を絶たないと、現在報告されてる感染者、死亡者数が数倍に膨らむことが予想されます。

  人口1000万人あたり
感染して症状が出る人口の67%670万人
医師に診てもらう必要がある人口の40%400万人
入院が必要人口の1~5%(UKで4.4%)35万人
入院者の中でICU入院が必要な人25%8万人
ICUに入って人工呼吸器が必要な人50%4万人
死亡者ICUに入っている人の75%6万人

もう、数字が大きくて、よくわかりませんよね。想像を絶する人数です。私はICUレベルのケアが必要な割合がとにかく多いのと、ICUに入っても生還できる可能性が4分の1というところに驚愕覚えました。ただし、これは、きちんと機能しているICUでの話です。スタッフ不足、呼吸器不足、医療品不足、部屋不足になると、4分の1の人も助からないことになります。これが、イタリアや、イギリス、そしてニューヨークで起こっている現状です。

若者は大丈夫なのか?

残念ながら、若い健常者は大丈夫。と、安心しておられる方も多いようです。確かに、死亡者の90%は60歳以上か慢性疾患を持っている方のようです。でも、死亡者の10%は若い健常者です。上記の表のような状態になると、若い健常者が東京都で6000人近く死亡する計算になります。

経済的、社会的なダメージを最小限に抑えるには?

これが、WHOが、世界中が大騒ぎしている理由です。また、コロナ感染を生き延びたとしても、経済的、社会的な影響は壮大です。経済的なダメージを最小限に抑えるには、できるだけコロナ感染の被害を最小限に抑えることだと言われています。今、一個人にできることは、感染を広めないように最大限の注意をはかることだと痛感します。