病院内にやばい人物発見!英語で人物の特徴を説明する

病院内にやばい人物発見!英語で人物の特徴を説明する

海外現役ナースです。今日は、数日前に院内のスタッフメールにあった内容をご紹介しましょう。

どんな時に人物描写が必要なのか

病院にいると人の特徴を説明しないといけない機会が何かとあります。一番多いのは、精神科医のアセスメント待ちの患者が病院から出て行ってしまって、警察に探してくれるよう依頼する時ですね。捜索願いになるんですが、そんなに大掛かりなものではなく、近辺を巡回しているパトカーに連絡が行く程度のものが大半です。

私の勤めている救急外来では、特に精神病患者が多いわけではないのですが、自殺などをほのめかしたり、薬を多量に飲んだりした人は精神科に診てもらうことになっています。ただ、待ち時間が長ーいので、患者が帰っちゃったりするんですよね。

スタッフ院内メール

私のいる地域ではどこの病院でも、警備員がいます。酔っ払いや、精神患者、家族が暴れだすこともあれば、ギャングのメンバーが武器を持って入ってきたりしたこともあります。まあ、そんなドラマみたいなことはしょっちゅうはありませんが。救急はもめごとが多いので、警備員さんが常時いてくれます。

しかし、警備員がいても、不審者は侵入してくるんですね。今回は、入院患者の髪の毛を切って、不当にお金を奪おうとしていた人がいるということで、メールがスタッフに送られてきました。患者のクレジットカードを預かり、暗証番号を聞いてくるという単純な手口でしたが、病床を動けない弱っている人たちは、病院内ということで安心してカードを渡してしまうかもしれません。弱っている人たちをねらうとはひどいですね。その悪人の特徴です。

She is described as Caucasian, approximately 50yrs old, with dyed red hair, short rotund build and a ruddy complexion.

和訳は”50歳ぐらいの白人女性で、髪は赤く染めており、背が低く太っており、顔色は良かった” という感じでしょうか。

Caucasian というのは白色人種です。日本も最近でこそ海外から来た人と明らかにわかる人達が増えましたが、人の特徴を説明するのに人種を含めるとこは少ないですよね。いろんな人種がいる海外では、人種を言及するとこが多々あります。ただし、ブラックとホワイトとかではなく、Caucasian、Polynasian(ポリネシア人)、Asianとかそんなところです。でもはっきりと見分けるのが難しい人もいます。白人でも黒髪でものすごく日焼けをしていたり、ポリネシア人でもブロンドの髪だったりすると、分かりにくいことがあります。

年齢を想定するのも、なかなか至難の業です。大人相手だと思って話していたら、中学生だった、なんてよくあります。日本人は年の割に若く見えることで有名です。私の推測では、白人で50歳ぐらいだと、下手すればおばあさんに見える人もいるんじゃないでしょうか。

髪の毛を赤に染めている人はたくさんいますが、黄色みの赤から紫に近い赤まで種類は多様、しかも、地毛の色が濃ければ暗い色になりますが、白髪やブロンドの髪に赤を入れれば、本当にまっかっかになります。私たちが高校生の時髪を染めていると不良などといわれましたが、それとは比べ物になりません。海外では本当にいろんな髪の色やスタイルの人がいるんです。ですから、赤いぐらいじゃ、目立たないですね。

身長は大体フィートを使って表すことが多いです。高い、低いだけじゃ曖昧過ぎます。私は168㎝なので日本では高い方でしたが、女性の海外では小さく感じることの方が多いです。娘にも彼女が小学生6年生の時点で抜かれてしまいました。大体背が高いというのは、私の感覚では女性なら180㎝ぐらいで、男性だと190㎝越えでしょうか。逆に、最近増えてきたフィリピン人やインド人の方は、本当に小柄な方が多く、私が中に入ると巨人になってしまいまうこともあります。まあ、上記のケースの対象は、丸々と太っている(rotund)ということなので、コロコロしたおばちゃん、をイメージすればいいのかな、と思います。

A ruddy complexion、顔色が良いということは、病院なので患者には診えなかったということでしょうか。ちなみに、入院患者は寝衣を着なければいけないという規則はありません。なので、普通に服を着ている患者も大勢います。

また余談になりますが、”Pajama syndrome“という言葉があります。パジャマを着たとたんに病院になって自分で何もしなくなる人を指します。皆さん、家ではおなかが痛くでも、頭が痛くても、できることは自分ですると思います。ところが、病院のベットに横たわったとたん、自分で起きられなくなったり、飲み物も誰かに飲ませてもらったりと、いきなり重症人のようになってしまう人、結構多いんです。寝衣を着なければ、pajama syndrome の方も少なくなるんじゃないでしょうか。看護師も忙しいんです。患者さんには自分でできることはしていただきたいですね。そうすれば、もっと、必要なことに時間を使うことができるので。

結局、院内のメールの内容は、赤い髪のコロコロ太ったおばちゃんを探せ!ということです。

警察に連絡する時

前記したように、私たちナースも警察に捜索のために連絡を入れることがあります。人種、年齢、名前まではわかっていることが多いので、それに加えて身長、目の色、髪の色や長さ、着ていた服、などを言います。さらに、簡単に理由を説明しなくてはいけません。自殺願望がある人はSuicidal と言います。お酒や、薬の服用の有無、また、他人に危害を加えそうな人はその旨と、あと凶器の所持など、知る限りの情報を与えます。それで緊急度が変わってきますから。

まとめ

まとまりがあまりない記事になってしまいましたが、日本はまだ人種や文化を日本人と外国人の2種類に考えている人が多いと思います。私の両親などは確実にそうです。しかし、海外では他種族、多文化なところがよくあり、個人の特徴を表現するのは意識しなければなかなか難しいです。外国人でも個々みんな異なっている、ということを知っていただけたら嬉しいです。

皆さん、きれば危険人物に遭遇しないようにお気をつけください。