コロナワクチン接種

NO IMAGE

世界中でコロナウィルスワクチンが接種され始めてますね。

私のいる地域では、感染者への接触が最も多いとされる隔離施設や空港のスタッフが一番最初にワクチンを接種されるグループで、私たち医療従事者はその次のグループに入ります。

ワクチン接種開始

いよいよ私の勤務する病院でも先週から接種が始まりました。Pfizer社会のワクチンです。予約制ですが、仕事中にやってしまおうと考える人が多いので、日中はあっという間にいっぱいになっていて、私の予約時間は夜の9時18分(こまかっ)になってしまいました。予約時間は6分ごとに区切られていました。

細かいと思ったのは、時間だけではありませんでした。ワクチンを投与するトレーニングを受けてきたナースたちによれば、溶解したワクチン1.8mlを0.3mlずつ投与するらしいです。投与量に差があってはいけないの、0.3mlをきっちり注射器に吸いあげる練習をしていました。

老眼が入ってきてたら厳しそうです。。

ファイザー社のワクチンバイアルは–70度で保管する必要があり、運搬用と保管用のフリーザーを準備できなければワクチンが使えないというので、話題になってましたね。病院の特殊な冷凍庫から出されたワクチンは、冷蔵庫で5日間保存可能ですが、溶解されたワクチンは5時間以内に使わなくてはいけないそうです。でも、1バイアル開けてしまえば6人きっちりに投与しなくてはいけないので、キャンセルが出たりすると数合わせが大変らしいです。

ちなみに、ワクチン投与予定日当日、予定を早めて、すぐにでも病院に来てワクチンを打ってくれという電話がかかってきました。どうも予約システムのエラーで、2時間ほど誰も予約が入っていない時間ができてしまったそうです。ラッキーなことに私はすぐ病院の近くにいたので、さっさと行ってやってもらいましたが、たくさん準備していたワクチンを目の前に、暇そうなナースたちがうろうろしていました。ワクチン接種は特に何も問題なく終えました。

投与量を間違える医療事故が発生している

そういえば、オーストラリアの医師がワクチンの多量投与した事故がありましたね。

https://www.9news.com.au/national/covid19-vaccine-rollout-australias-accidental-overdose-not-first-in-the-world/788695c4-639e-44f9-9946-a7de1669d2df

これを見ると、ドイツでも似たような医療事故があったみたいですが、インフルエンザ様の症状以外、特に重症な副作用が起こったりはしてないようです。

大事に至らなかったのは不幸中の幸いですが、0.3mlは少ない量ですからね。しかも、一つのバイアル瓶を分けて使うことは、人によっては頻繁に使う手技ではないのかもしれないですから、使用料を間違えてしまう可能性もあります。医療者は最新の注意を払わなくてはいけません。

コロナワクチンについての話題はまだまだ尽きず、院内スタッフの中でもいろんな関連話題が飛び交っています。信憑性があるものもないものもありますが。一番話題になっているのが、誰が優先されるのか、ですよね。私は救急外来に行くので、誰にも咎められることなく大手をふって接種できるのですが、大きい病院なので、清掃スタッフ、受付、技師、マネージメントの人たちはいつ接種できるのか。もっとこだわれば、一日に診る患者数で優先順位を決めるとか、スクリーニングされた患者は数にいれない。とか、ロックダウン時にオンラインで対応できたスタッフは後回し、とか。なんじゃ、それ。と言いたくなることも多いです。が、ストレスに思っている人がたくさんいるんですね。

また、2回目のワクチンの方が、インフルエンザみたいな症状が出やすい。という話も聞きますが、まあ、どちらにしても私は3週間後には2回目をうつので、症状がでたら報告しますね。

ワクチンは任意で強制ではない

ワクチン全般に反対の方たちはどこの国にもいるようです。(いや、もしかしたら北朝鮮とかいないかもしれないですが。)それはさておき、コロナワクチンは任意なのでやりたくない人は、断っても大丈夫です。ただ、病院内のスタッフが患者に接する時は、国を挙げてワクチン投与を推進しているため、医学的な根拠なしにワクチン接種を否定する発言はしないように、とおふれが出ています。

数週間前に、Public Health で Pandemic を専門とされる医師の公演を聞きました。彼の予想では、”ほとんどの国民がワクチンを接種すれば、国境が元通りに開くだろうけど、その頃にまた、ワクチンを受けてない人たちを中心に、感染者が広がるだろう” と言うことで、2021年はワクチンの年、2022年は再度コロナの大発生、らしいです。

まだまだ、ワクチンの効力がいつまで続くのかとか、変異株には効くのか、とか、はっきりとしていないことも多いですね。コロナ感染だけでなく、これからの経済とか、家族や友人にいつになったら会えるのかとか、不安になる方も多いとは思います。が、皆で思いやりの気持ちを持って支えあって乗り切れるよう、頑張りましょう。